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2018.1.7
シニア犬。
犬で言うシニアとは何歳でしょう?
て言うか、そもそもシニアってくくり自体が曖昧。
シニアって実は漠然としていてちゃんと明確な定義はないのです(・□・;)
そもそも、英語の「senior」は「年長者」と言う意味であり
「高齢」には結びつかないんですよね。
きっと「高齢」と言うよりも「シニア」の方が響きが良いだけで
使われてるんだろうなと思います(^_^;)
じゃあ何歳でシニアなの?
小型犬では7〜8歳くらいからドッグフードなどでは
「シニア」と書かれてしまいますが
シニア犬=高齢犬とするのであれば
小型で10歳以上、大型では8歳以上だと言われています。
実際はその子、その子で全く違うのでおおよその年齢です。
特に最近では、食事も医療も、住環境も良くなり
私が子供の時と比べてかなりワンちゃんも長生きするようになりました(^^)
うちのような小さな個人のお店でよくあるのが
「よそに電話したけど高齢犬になったので受付できない」
と断られたのだと言うお客様からのお問い合わせ。
ここで1つ大事なことが「高齢犬のトリミングはハイリスク」である
という事を、飼い主さんはしっかり理解しておかねばならないという事です。
私たちはワンちゃんのことを1番に考えます。
トリミングは私たち人間が美容院へ行くのとはわけが違います。
トリミング中にストレスや緊張、過度の興奮など
予期せぬことから発作やひきつけ、心肺停止が起こる可能性が0ではないのです。
何も、「あなたのそのワンちゃんが高齢だから嫌だ!」
なんて言ってるじゃないんです(T-T)
できることならやってあげたいのがトリマーです。
でも、命に関わるリスクを考えて苦渋の「お断り」なのです。
高齢なワンちゃん、しかもはじめましてのワンちゃん。
「どーぞどーぞ、大丈夫ですよー」なんて私は絶対言えません。
それくらいにシニアのワンちゃんのトリミングはリスキーなのです。
だから平気で
「おたくで何かあっても何も言わないからやってちょうだい」
なんてこと軽々しく言わないでください。
100回くらい聞いたけど。
絶対なんてないですが、限りなく絶対に近いくらい
そういったことが起こらない配慮が飼い主さん、トリマー共に必要です。
それがシニア犬、高齢犬なんですよ。
今、目の前のうちの子が元気でも決してこのことは忘れないでくださいね m(_ _)m